VOICE 005 小林あつみ

学生さんや後輩講師に“可能性をみせていける”講師になりたい。小林あつみ

大変だけど、やり甲斐に溢れた仕事

クールな外見とは裏腹に、情に厚い熱血派の小林講師。
自分のこと以上に、友人の国試合格が嬉しかったという元薬ゼミ生。
講師ならではの苦労、そして喜びについてインタビューしました。

一兎に狙いを定めて

Q:そもそも薬剤師免許をとろうと思ったキッカケは?

将来は研究職に就きたいと思っていたのですが、せっかく薬学部へ進んだのだから資格はとっておきたいと思いまして。でもちゃんと受験勉強できていなかったので最初のチャレンジは失敗してしまいました。大学院に進んでまたチャレンジすればいいと思っていたのですが、その考えは甘かったですね。

Q:甘かったというのは?

月曜から土曜まで朝から晩まで研究漬けで、加えて就職活動もしなくてはいけなくて。体力的も物理的にも全く余裕がありませんでした。二度目のチャレンジも完全に記念受験という状態で、当然のように落ちました。このままじゃ絶対に受からない。仮に院を出て研究職に就けたとしても、忙しくて受験勉強する時間なんてないだろうなと。予備校に通って本気で取り組まないと合格できない、二兎は追えないと思って休学し、薬ゼミへ入りました。この時の決断がなければ資格もとれていなかったし、講師にもなっていなかったですね。

自分のこと以上に嬉しいこと

Q:講師を目指したきっかけを教えてください。

薬ゼミに入って、友達に教える機会が日毎に増えていったんです。自分でわからなかったことがわかるようになること以上に、教えて理解してくれるとすごく嬉しかったんですね。自己採点で自分の合格を知った時以上に、友達が合格したことがわかった時のほうが嬉しかったですし。講師の方もみなさんキラキラ輝いて見えたんですよね。そんな風に思い始めていた国試前に「講師をやってみない?」と声を掛けられたんです。将来の選択肢の中に“講師”なんてなかったですからビックリでした。「え? 私がなっていいの?」という驚きです。でも驚くと同時に「やりたい!」と強く思いました。

Q:薬ゼミ生時代に、人に教える喜びに目覚めたんですね。

そうですね。そもそも幼稚園児の頃に、幼稚園の先生になりたいと思っていました。私の根本的なパーソナリティが「人と接するのが好き」という所にあると思うんです。両親が店を経営しているんですけど、幼い頃からずっと接客の様子を見ていたので、その影響もあったのかもしれません。

人生を左右する仕事

Q:実際に講師になってみて、いかがでしたか?

それはもう緊張しました。私はよく、真面目で落ち着いていて何事にも動じなさそう、なんて言われるんです。実際は表面に出ないだけで、すごく緊張するんです。手も震えるし、足もガクガクしちゃう。周囲は気づいてくれないんですが……。だから初めての授業の時は震えましたね。でも緊張していたのは最初の15分くらいで、あとはもう緊張を通り越して、無我夢中という感じでした。

Q:講師になってどんな苦労がありましたか?

年々国試の内容が変化してきており、それに伴って学生さんからのニーズも多様化しています。対応するために様々な手法を考えなくてはいけないのですが、それは骨の折れる作業ですね。特に科目責任者になってからは、一講師としてだけではなく全体を見渡さなくてはいけないので、気苦労も増えました(笑)。ただ大変だと思うと同時に、やり甲斐も感じています。講師というのは学生さん一人一人の人生を左右する大変な仕事ですから、様々な苦労が当然あります。でもそのぶん大きな喜びや、やり甲斐に溢れた仕事だとも思います。

学生さんが安心して頼れる講師に

Q:講師になって良かったと思えるのはどんな時ですか?

ある学生が帰ろうとしていた時に「待って。今から少し勉強しようよ」と引き止めました。合格発表後に、その学生さんが私の所に来て報告してくれたんです。「あの時、先生に呼び止めてもらったから合格できました」と。本当に嬉しかったですね。先輩講師のみなさんから(教え子が国試に合格するのは本当に嬉しいんだよ)(あの瞬間のために講師をやっているようなものだ)と聞かされていたんですね。実際に味わってみて、こんなにも嬉しいものかと感動しました。

Q:理想の講師像とは?

私が講師になりたいと思ったきっかけのひとつは、自分が薬ゼミ生だった頃に、講師たちに憧れたからです。楽しく勉強できる雰囲気を作ってくれ、働く楽しさを感じました。私自身もそう思ってもらえるような講師になれたら、と思っています。受験勉強についての相談にしても、その他の様々な悩みにしても、学生さんが安心して打ち明けることが出来る講師になることができたら最高ですね。

プロフィール

小林 あつみ こばやし あつみ
薬学ゼミナール 新宿教室 生物科目担当者

経歴
2009年 東北大学 卒業
2011年 入職
2016年 新宿教室
2024年~ 現職

休日の過ごし方・趣味
友人たちとフットサルを楽しんだり、カラオケに行ったり、アクティブに過ごしています。

今後のビジョン
講師としてだけではなく、働く大人の一人として学生さんに可能性をみせていきたいですね。また、女性でもやり甲斐のある仕事に携われることを後輩に伝えていけたらいいですね。

メッセージ
職場環境はすごくいいと思います。学生さんのためが第一ですが、私自身が働きやすくて、この仕事が続いているというはあります。先輩後輩みんなのチームワークがすごくいいんですね。あと、こんな風にやってみたいという挑戦的なアイデアが取り入れられる可能性が高い職場です。仮に一年目の新人の意見でも、先輩たちがしっかり耳を傾けて、検討してくれる。そんな職場はなかなか珍しいと思いますね。

VOICE 006 真柄詩織

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