11月27日(日)「オンライン服薬指導でも役立つ!会話と処方内容から読み解く慢性疾患の管理」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「オンライン服薬指導でも役立つ!会話と処方内容から読み解く慢性疾患の管理」薬剤師生涯学習講座を開催しました

2022年11月27日(日)は「オンライン服薬指導でも役立つ!会話と処方内容から読み解く慢性疾患の管理」を、筑波大学 前野 哲博先生を講師に迎え、グループワークを取り入れたZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。

当講座では処方内容や患者の背景をもとにして、医師目線の処方設計について、全国の薬剤師の皆さんとグループワークを行いながら理解を深めることができました。

ポリファーマシー状態の時の対応について、何故その薬剤が処方されたかの経緯を確認しながら患者に寄り添った処方提案ができる考え方を身につけ、明日からの臨床現場で役立つ知識が得られた講座となりました。

参加者の声

・医師の処方設計の考え方の基本を知ることができたので、服薬指導の時、どのように予想をつけて患者様にアプローチするかということを学べたような気がします。疾患ごとに治療の目標があり、どのペースで判断するかという考えは、今後疾患と薬剤を勉強し、服薬指導をより良くすることができるのではないかと思いました。

・前野先生の熱い解説と医師の考え方がどのようにプロセスされているのか、そして患者様とはどういった話をして薬が出たのかを詳しく聞くことができとても良かったです。何より、医師の立場に立って医療を考える力が生まれました。現場の医師の考え方をお聴きすることで、薬剤師として調剤中にやるべき内容をしっかりと身につけることができました。

・薬の効き目や副作用が優先ですが、経済的な負担も考えて薬を選択することがあると知りました。また薬を中止・減量する時も患者さんの気持ちを尊重しつつ、最善の方法を一緒に考えていける薬剤師になりたいと改めて感じました。

・大量の薬剤が出た時、どのような経緯で出されることが多いのか、対症療法として出しているのかということを考えつつ、薬を減らしていくということが分かりました。特に医師の処方の考え方はあまり知らなかったので、服薬指導のアプローチの仕方が大変参考になりました。

・医師の立場となり処方を書いてみることは、非常に難しかったです。患者さんの主訴や検査値だけでなく気持ちに寄り添い、かつ主訴の要因を考慮、模索しながら処方決定をする必要があり勉強になりました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。

ご参加をお待ちしております。

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