VOICE 002 宮崎元

数人の先輩の前で話すだけでも緊張で頭は真っ白でした。宮崎元

「人の人生に自分を刻む」充実感を求めて

薬局勤務から、予備校講師へ。そんな経歴を持つ入職4年目の宮崎講師。
入職3年目ながら、研修部に抜擢され、新入職員に薬ゼミのスピリッツを伝えています。宮崎講師に、講師になったきっかけや講師のやりがい・喜びなどをインタビューしました。

友人の合格が講師への入口

Q:講師を目指したきっかけを教えてください。

学生時代にあまり勉強が好きではない友達とよく一緒に集まって勉強をしていました。
みんな勉強が得意ではなかったので、出来るだけ効率良くやろうと思い、それぞれが自分の得意科目を教え合って、苦手科目をサポートし合いながら勉強していました。

学生の時から講師体験をしていたんですね。

はい、そうですね(笑)。
その時、私が教えた相手が模擬試験や国家試験本番で得点が飛躍的に伸び、合格を掴みとりました。本人はもちろん、私もとても嬉しかったです。
大げさかもしれませんが、「自分が他人の成功に関わることができた」「他人の人生に自分を刻むことができた」と感じたのです。

その大きな達成感が講師への入口だったと。

もし自分が講師になり学生が相手になれば、この喜びや充実感はどれ程になるのか。それを毎年経験している講師には、どんな世界が見えているのか。それを実際に感じてみたいと思いました。

自分次第でたくさんの“正解”を探すやりがい

Q:実際講師となっていかがでしたか?

予備校の講義を聞いたことがある方はピンと来るかと思いますが、学生目線で講義を聴いていると講師の先生はすごく華やかです。
大勢の学生の前で堂々と話し、内容もわかりやすく、話し方も面白い。自分も講師になればそうなれると根拠無く思っていました。
しかし初めは大きな声を出す、相手の目を見て笑顔で話すところから苦労しました。数人の先輩の前で話すだけでも緊張で頭は真っ白です。。。

思い描いた講師とのギャップを感じたのですね。

実際にデビューすると、今度は、講義というものの“ゴールの無さ”に苦しみました。講義には決まり切った“正解”はありません。
試験問題、学生のタイプ、講義の時期など、様々な要因によって常に理想の講義は変化します。こうすれば間違いない、という正解がないのです。
ある意味自分次第でたくさんの“正解”を探すことができます。これこそがこの仕事の最も難しい点であり、面白い点ではないでしょうか。

楽しんで講義をしている自信

学生に教えることで、自分自身に得られるものもある、と。

特に自分にとって大きかったのは、“楽しんで”人前で話す力かと感じています。
私の講義を聞いた学生が“楽しんで”勉強できているかどうかはまだわかりませんが、私自身が“楽しんで”講義をしている自信はあります。
自分自身が楽しんで講義をしている人こそ、学生を楽しませる講義ができると思います。これは私が新人のときに先輩から頂いた考え方で、今でも常に自分の講義の中心にあります。

Q:もともと話すことは得意だったんですか?

いえ全然(笑)“楽しんで人前で話す”という意識は、講師になるまでの二十数年間では全く持っていませんでした。
むしろ人前で話すこと自体にも不安があり、やってみるまでは自分にはできないかもしれないと思っていました。自分で自分の可能性を否定してたんですね。

講師の道を選んだことで可能性が開いたんですね。

薬学ゼミナールの環境と、先輩・後輩講師の力も大きいと思います。これまでたくさんサポートしてくれた方々にも、いつも有り難く思っています。

先輩から後輩へ、そして学生へ繋げる

今年は新入職員研修担当の一員として参加されていましたね。

はい。薬学ゼミナールに就いて4年目になりましたが、今年度の新入職員研修に携わることができました。
一ヶ月間川越教室で全体研修をし、現在は各教室へ配属された新人講師をデビューに向けサポートしています。

研修に以前から興味があったとうかがいました。

以前から新人研修に関わりたいと強く思っていました。
自分が先輩より貰ったものを次の世代へ伝えたいという思いもありますし、新入職員に伝えたことが、その後学生さんへとさらに繋がっていくことにも魅力を感じていました。
自分の思いや経験が次世代へ残るというのは非常に価値のあることだと思いますし、学生との関わりと同じように、”正解”を探し出すやりがいを感じています。

プロフィール

宮崎 元 みやざき げん
薬学ゼミナール 札幌教室長

経歴
2010年 京都薬科大学 卒業
2013年 入職
2022年 札幌教室長

休日の過ごし方・趣味
ひとりでドライブや温泉にいくこと。
車の中では爆音で音楽を聴いて熱唱しています(笑)。
教室では大勢の学生と接するので、ひとりの世界に入ることがリフレッシュになっているのかもしれませんね。

今後のビジョン
今後の私の目標は“変化”です。
国家試験を始め、学生のニーズ、薬剤師のあり方など年々変化する中で自分がすべき事を考え、発信していけるように変化し続けていきたいと思っています。そしてそこで得たこともまた、新人講師へ伝えるべきだと思います。

メッセージ
こちらを読んでいる方には今年試験を控えている方や就職活動中の方など、様々な人がいらっしゃるかと思います。
これからそれぞれの変化に直面していくかと思いますが、自分の可能性を勝手に決め付けてしまわないように、柔軟に変化し続けて頂きたいと思います。

VOICE 003 伊藤真人

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