数見紗蘭講師に聞く「生物」のコツ(薬学部1~3年生対象)

数見講師

こんにちは。薬学ゼミナールの数見紗蘭です。

今回は薬学部で生物を学修するにあたり、取り入れて欲しいこと、考え方、方法をご紹介します。

「生物」は自分自身の体(生体内)で何が生じているかを見た目(機能形態学)や細胞、分子レベル(生化学、分子生物学)で学ぶことにより、人間と微生物の違いを理解し、医療に繋げる科目です。

「生物」のよくある悩み

・ミクロの反応が何をしているのかわかりません
・自分の身体なのにイメージがつきません
・人間と微生物の違いってなんだ?
・構造苦手です
・生物って暗記科目ですよね?

わかる~ 私も~ という方も大丈夫です。一緒に勉強しましょう。

「生物」の勉強は、ここから始めよう!

機能形態学なら
例題と照らし合わせながら、解剖図やイラストとリンクできる臓器系から学修するのがオススメ!
→ 何故人間はスムーズに動くことができるのか、その為の役割が詰まっています。正常のみを勉強するのが苦手な人は、異常(疾患)を意識すると良いかもしれません。

生化学なら
その反応を実施した結果、体にとっての利益や不利益を考えてみよう(ビタミンやアミノ酸は日常生活でもかかわるからオススメ!)
→ 試験で問われている反応は何を目的とし、実施しているかを意識しましょう。反応前後で変化しているところにフォーカスを当て、変化を読み取りましょう。理解が出来ると、ダイエットにも応用できますよ♪

分子生物学なら
親から生まれ、引き継いだ遺伝子をまた次世代へとつなげる(核酸の構造にネガティブ意識を持たないことがオススメ!)
→ 何故人は寿命を迎えるのか、何故髪の毛は抜けては生えてを繰り返すのか、何故微生物が増殖できるのか。そんな不思議を順を追って確認しましょう。セントラルドグマが説明できれば1歩前進です。

免疫学なら
自分の身は自分で守る!(異物が体内に侵入したらどう対処するのか、自然免疫からがオススメ!)
→ 何故風邪をひくのか、何故花粉症になってしまったのか、何故コロナウイルス感染をしているってわかるのか、どうしてがん細胞は減らないのか。同じ症状でも原因は異なります。そんな時、検査をしたり、薬物の可能性を考えたりするのに必要な分野です。赤ちゃんが母親から受け継ぐ最初の愛情。それが「免疫」です。

微生物学なら
人間と細菌との戦いは、早めに対処しないとおおごとになる!(微生物の中でも細菌からがオススメ!)
→ ウイルス学はきちんと増殖機構が判明しているものに対し、薬物治療を行っています。感染症と治療をリンクしながら学修すると繋がりますよ。また、微生物の功績で今の医薬品が出来上がっています。そんな人間にとって有益な細菌を見分ける為の染色方法。それぞれの違いに意識をおきましょう。

数見先生からメッセージ

生物の多くは、自分自身の身体の構造やメカニズムにフォーカスを当てます。今実際に動いている手は何故動くのか、感染症に罹りやすい人と罹りにくい人が何故いるのかなど、その精密な動作や反応には沢山の物質や回路が関わっていることが分かります。

そんな「何故」を意識すると、目の前の教科書に広がる世界が少しは身近に感じられるかもしれません。生体を理解すると、微生物を理解すると、疾患や治療薬への無限の可能性が広がります。

一緒に基礎と医療を繋げませんか?

プロフィール

数見 紗蘭数見 紗蘭 すみ さらん
東京都出身
日本薬科大学 卒業

薬学ゼミナールリメディアル・低学年教室薬学ゼミナール広島教室にて「生物、病態・薬物治療」を担当

こんな学生でした
中学・高校・大学と12年間「バスケットボール部」に所属していました。今はバスケットボール観戦が大好きです。

講師を志したきっかけ
薬学部に入学したら、薬剤師になって現場で働くと思っていました。
でもあるとき、患者さんではなく、学生さんと共に学ぶ薬ゼミ講師に出会いました。「薬ゼミ講師って薬剤師なんだ!」が最初の印象です。

講師と話していると、同じ境遇(大学生活)を過ごしているから、人生の先輩として勉強になることが沢山! 共感もできました!
実際に話を聞けば聞くほど、講師の仕事は授業だけでなく、試験作成や学生さんとの面談、大学や企業とのやり取り、MR研修など沢山のことを実施しているとわかりました。そして実際に今、参画させていただいています。

自分が日々学修することで、誰かの為になるってありがたいですね。

メッセージ
課題は意味が分からないとつまらないけれど、理解できると楽しくないですか?
自分自身に新たな知識が加わると、生活が豊かになりますね。

今机上でやっている学修が、社会に役立つ知識であることを一緒に確認しませんか?
一人じゃできないことも、人と一緒だったらできる! わかると楽しい! に繋がります。

将来の自分の為、一緒に基礎と医療を繋げましょう!