12月7日(水)「薬剤師に知ってほしい!心療内科医の処方意図 ~発達障害・気分障害を中心に~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

「薬剤師に知ってほしい!心療内科医の処方意図 ~発達障害・気分障害を中心に~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

2022年12月7日(水)は「薬剤師に知ってほしい!心療内科医の処方意図 ~発達障害・気分障害を中心に~」を、池袋心療内科 メディカルオーククリニック 院長 小川原 純子先生を講師に迎え、ZoomによるWeb生配信講座にて開催しました。

当講座では小川原先生が実際に診察された患者さんの症例を軸に、薬剤を増量や切り替えた理由、患者さんのどのような点(仕草や身だしなみなど)を日々観察されているのかなどを教えて頂きました。
また、患者さんが薬局に来られた際、薬剤師に観察してほしいところ、どのような声がけをして欲しいかなどたくさんのアドバイスも頂戴しました。

受講者からの質問や悩みなど1つ1つへ小川原先生が親身にご回答くださり、学ぶことが多い非常に有意義な時間となりました。

参加者の声

・心療内科の処方箋について苦手意識があり、患者さんにもどうやって接したらいいか分からずにいました。今回の講座では、心療内科の先生はどういった意図で処方をしているか、どういう症状に薬を使い分けているかを丁寧に分かりやすく解説していただき、今後の服薬指導に役立てていきたいと思いました。

・精神科の処方に苦手意識を持っており、投薬時にどのように患者さんに接したらよいか悩んでいました。この講義で教えていただいた知識を参考にし、患者さんとのコミュニケーション向上へ繋げられるようにしたいです。

・漫然と向精神薬が出ている患者様で、何となく「このお薬はこれで処方されているのかな。」などふんわりとしか認識できていなかった処方意図が明確になり非常に勉強になった。減薬をしたいという患者様が見えた時には今日の講義で学んだ内容を目安としてトレーシングレポートなどで医師に提案していけたらいいなと思った。

・薬の処方意図や薬剤師としてどういう説明をすれば良いのか、症例をもとに学ぶことができました。特に鬱にも色々な種類があることやADHDや鬱は一生お薬と共に歩むのではなく治せる症状であるということを初めて知り、とても驚きました。今回の講義を基に、より病気や薬について深く学んでいきたいなと思いました。またその経験が服薬指導で活かせるよう精進したいです。

・総合病院門前の新人薬剤師です。精神科の処方箋は、他の診療科に比べて処方意図が難しいと感じています。今回の講演は薬剤選択の理由やうつ病の治療経過などとても分かりやすく、今後の服薬説明にもうまく生かすことができる内容ばかりでした。まだまだ分からないことばかりですが、まずは共感を大切にし、患者さんに寄り添える服薬説明を心がけていきたいと感じました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。

ご参加をお待ちしております。

一般社団法人薬学ゼミナール生涯学習センター 事務局
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