8月24日(火)「薬剤師に知ってほしい!整形外科医の処方意図 ~鎮痛薬・骨粗しょう症・関節リウマチを中心に~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

薬剤師に知ってほしい!整形外科医の処方意図

2021年8月24日(火)は「薬剤師に知ってほしい!整形外科医の処方意図 ~鎮痛薬・骨粗しょう症・関節リウマチを中心に~」を、講師の川越リハビリテーション病院 整形外科部長 穂坂邦大先生にご講演いただき、ZoomによるWEB生配信講座を開催しました。

本講座では、整形外科でよく出される処方について、その処方意図を学びました。外傷治療として出される鎮痛薬、ロキソプロフェンを使うケースとアセトアミノフェンを使うケースは臨床現場でもよく目にする機会かと思います。同じ鎮痛薬でも医師はどのような思考で処方しているのか、また、骨粗しょう症治療においては、話題となっているビタミンD製剤のことも勉強しました。関節リウマチに関しては、併用する副作用予防薬や薬が変更になるケースについても教えていただきました。臨床で出会う機会の多い処方内容だったので、非常に勉強になりました。

参加者の声

・具体的な処方を上げていただくことで、日常でよく見る処方であったため、分かりやすく、勉強になりました。整形領域で今回の変形性膝関節症・骨粗しょう症・関節リウマチの処方箋の対応をする頻度がとても高く、勉強したいと思ったので参加させていただきました。明日からの処方監査時に「なぜ減ったのか・なぜ増えたのか」を再度深堀した思考を持って仕事をしたいと思います。

・整形外科の処方について、正直なところ、今までは処方意図をあまり深く考えたことがありませんでした。ですが、今回の講座で先生のお話を伺ったことで、今後は服薬指導の際に、患者様からの聞き取りをより丁寧にすることで処方意図を読み取り、患者様に合った薬の説明をし、薬歴の考察部分をより詳しく書けるようにしていこうと思いました。

・普段整形外科の処方箋を受け付けることは少ないけれど、医師がこのような意図で処方しているのかなと考えるために必要な講義をしていただけたと思います。最近は医師にトレーシングレポートを提出して処方提案や減薬提案をすることが増えてきたため、処方意図を知れる機会を得ることができて良かったです。今後、整形外科領域の薬で処方意図に迷ったら、今回の資料を見直して対処したいと思います。

・整形の患者さんはとても多く当たり前に投薬していたが、ドクターの処方意図を知ることができ良かった。もう一度復習して服薬指導に活かしたいです。

・勤め先の薬局が整形の門前で、今回の講義では目に触れることが多い処方内容についての処方意図を学ぶことができたのでとても今後の業務に役立つ知識を得ることができました。

・外傷から関節リウマチに至るまで、日常的に処方箋を受けることの多い整形外科領域の疾患への、先生方の処方意図がかなり明確になり、明日からの調剤、服薬指導業務にとても役立てられると思いました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

一般社団法人薬学ゼミナール生涯学習センター 事務局
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-12-15 日本薬学会 長井記念館ビル8F
TEL:03-6452-6456
FAX:03-5766-0561

次回の生涯学習公開講座

他のお知らせ