4月18日(日)「男女で考えるプレコンセプションケア ~若い男女の今の健康・将来の健康・妊活等を考える~」薬剤師生涯学習講座を開催しました

男女で考えるプレコンセプションケア ~若い男女の今の健康・将来の健康・妊活等を考える~

2021年4月18日(日)は「男女で考えるプレコンセプションケア ~若い男女の今の健康・将来の健康・妊活等を考える~」を、講師の株式会社ジェンダーメディカルリサーチ 代表取締役社長の宮原 富士子先生にご講演いただき、グループワークも取り入れたZoomによるWEB生配信講座を開催しました。

今回の講座ではプレコンセプションケアや緊急避妊用ピルの扱い方などについて学習しました。
多くの参加者の方が、初めて聞く知識、これまでなかなか深堀できていなかった知識として多くのことを習得してくださいました。
避妊のことだけでなく、性感染症、性暴力被害についても学び、薬剤師としてサポートできることの多さを痛感しました。
参加者の方も、患者様への対応だけでなく、身近なところへのサポートも実施していきたいとの声をいただいております。

参加者の声

・なかなか大学では深く教えてもらえない分野のお話を拝聴することができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。特に緊急避妊薬に関するお話は初耳の内容も多くあり大変勉強になりました。今後、自らもよりプレコンや女性の健康のことを深く学び、周りの同世代の人をうまく巻き込みながら、プレコンの考え方をより多くの人に知ってもらえるよう、尽力していきたいと強く感じました。

・自分自身が薬剤師である以前に女性であるにも関わらず、プレコンセプションケアについて知らない知識や情報が多かったことを痛感しました。今日知り得たことの理解をさらに深めることで、患者様が薬だけでなく、生活環境など様々なことについて医療機関よりも相談しやすいと感じ、身近に利用できる薬局作りが必要だと思いました。

・今回の講座で新たな知識を得ることができ、薬剤師ではなくてもプレコンセプションケアについて知ることは大切だと感じました。また、気軽に相談してもらったり適切なサポートが受けられるように支援したりするためにも人との繋がりは大切だと思いました。このような新たなことを知ったところからさらに自ら調べて学び、薬剤師として職場でのことだけを考えるのではなく、一人の人間として生活している中でも役に立てていこうと思いました。

・同じ女性でありながらも女性の身体について言葉で説明できないことが多くあることに気が付きました。薬物療法の提供だけでなく、患者さまが来局した際にその方の背景にある問題をくみ取り、検診やワクチン接種、施設などへの案内ができるようにならなければならないと感じました。

・妊娠や避妊薬などについて、これまで特に男性は気軽に聞けないデリケートな話題という印象を持っていたのですが、性別に限らず知識が不足している方が多いという現状を知り、それを広めるためには、まず自身が抵抗感を抱かずに知識をつけなければならないのだという認識を持つことができました。

・今回の講義を受ける前までは男性があまり関与、踏み込んではいけない領域というイメージ、現場でもその雰囲気でありました。しかし、講義を受けて男性にも出来る患者さんへの対応を深く学べました。そして義務教育や大学、国家試験の勉強時に深く追求してこなかった緊急避妊薬についての在り方や使用法を学べたので、今後より勉強していきたいです。

・初めて生涯学習講座を受講しました。プレコンセプションケアという言葉を聞いたこともなかったのですが、とても大切なことであると分かりました。薬剤師として薬の説明だけでなく健康サポートをしっかりできるようになりたいと感じました。グループワークで他の受講者の方の意見や考え方を知り、共有できたのが良かったです。今回の講座で学んだことをこれから活かしていき、相談される存在になりたいと思いました。

薬学ゼミナール生涯学習センターでは、これからも薬剤師の方のためになる内容を企画開催していきます。
ご参加お待ちしております。

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